Microsoft TechEd Yokohama 2007 総括(5) IIS 7.0 編 BearCatのモバイルと音楽のある生活

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Microsoft TechEd Yokohama 2007 総括(5) IIS 7.0 編

Microsoft Tech・Ed Yokohama 2007

Internet Information Server 7.0 です。略してIIS7。いうまでもないか。
セッションでは、旧バージョンの IIS6 について、以下のように自画自賛しておりました。
・証明されたスケーラビリティ
・証明されたセキュリティ
・証明された信頼性

まあねえ...バージョン 6 にもなって不安定なサーバ製品というのは、逆に問題があります。

安定感は確実に増していますが、機能面では、Web サーバとして一定の地位を占めるようになった IIS4.0 から代わり映えしません。
言語も、ASP(VBScript)、ASP.NET(VB.NET、C#等々)と上がっているのですが、相変わらず ISAPI 拡張機能として実装されています。
旧型車に GPS を載っけて『今度の新型車すごいでしょっ!!』って感じでしょうか。

IIS 7.0 は変わりました。
開発者は ISAPI の呪縛から解放されます。
『それは ISAPI で実装しないと無理だね。でも、すんごく面倒くさいけどね』、そう言われて諦めていたことがIIS 7.0 でなら実現できる...かも知れません。

■モジュール化

IIS6 まで、インストールの際の主要なコンポーネントといえば、以下のようなものだったでしょう。
・インターネット インフォメーション サービス マネージャ
・World Wide Web 発行サービス
・FTP (ファイル転送プロトコル) サーバー
・SMTP サービス
・NNTP サービス
・FrontPage Server Extensions
・共通コンポーネント

IIS7 では、これが 40 以上のモジュールに分割され、必要なモジュールのみインストールできるようになります。
例えば、IIS6 までは認証(匿名、基本、Windows統合)機能はサイトやディレクトリの属性として設定していましたが、IIS7 ではこれらがそれぞれモジュールとして提供されます。

また、これまで ISAPI 拡張機能のひとつでしかなかったASP.NET は、独立したモジュールとして提供されます。

さらにこうしたモジュールは、マネージド コードで開発できるとのこと。

モジュール化の恩恵は非常に大きいと思います。
不要なモジュールを入れなければ、セキュリティリスクが減ることはもちろんですが、不要なリソースを消費することもありません。
また、独自に実装した認証モジュールとASP.NETと組み合わせるなど、ユーザが機能を拡張することも容易になるでしょう。

実際、セッションでは非常に簡単なモジュールを作成するデモを見せていただきましたが、今後の可能性を十分に実感することができました。

■サーバ構成

IIS6 でのサーバ構成はメタベースでしたが、IIS7 では ASP.NET でもおなじみの config ファイルに構成情報が集約され、ファイルを更新した時点で設定がサーバに反映されます。

■管理手法

IIS7 では従来からある GUI ベースの管理ツール(IISサービス マネージャ)に相当する IIS マネージャ 以外に CUI での管理コマンド、マネージド コード用のライブラリ、WSH から利用できる WMI が用意されています。
マネージド コード用のライブラリは、PowerShell からの利用を意識しているようです。
GUI、CUI、マネージド コード ともリモート管理が可能で、複数のサーバを管理している方にとっては、とっても嬉しいところではないでしょうか。

また、これまでの権限許可では、ひとつのサイトだけとか、ある仮想ディレクトリだけといったことはできませんでしたが、IIS7 からはそれが可能になります。

でも、10年前に実装されなかったのが不思議な機能ばっかり。

■診断機能

ブラウザへ返されるエラーについて、 Localhost とサーバ外のクライアントで内容を変えることができるようになるそうです。
IPアドレスの範囲を指定できると、よりベターなのですが。

また、トレース機能がずいぶんと充実しています。
失敗した要求をトレースしたり、設定した条件(ステータスとか応答時間とかいろいろ)に合致した場合にトレース ログを出力したり。
結合テストの段階で、500 番台のステータスがIIS のログに出力されていて、途方に暮れたことが幾度あったか(「単体テストが足りなかったんじゃないの」と突っ込まれれば、それまでですが)。

また、実行時のステータスをリアルタイムで取得する API も提供されるそうです。

IIS7 の診断機能は最後の防波堤として、とても期待できます。

■互換性

IIS6 から IIS7 への移行は、とってもインパクトがありそうです。
さすがにこれまでの資産を全て切り捨てる訳にはいかないので、旧バージョンの IIS との互換性を持ったモードが用意されます。
要するに、ISAPI を経由させることもできるということですね。

この互換性モードの名称は、『クラシックモード』というそうです。
『クラシック』と言い切るあたりが、Microsoft らしいですね。
1バージョン前がクラッシックですか。まあ、確かにアーキテクチャが大きく変わるので言い得てはいるのですが、自分で言うなっての。
ちなみに、新しいモードは『統合モード』。

アプリケーションプールごとにモード設定できるそうです。



IIS7 は大きく進歩しました。
ここに書いた以外にも、数多くの改善点があります。
FTPサーバの改善だとか、シェアド コンフィギュレーション とか、CGI 動作のパフォーマンス向上だとか。
これから評価のし甲斐があり、とっても楽しみです。

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2007年08月30日 トラックバック(0) コメント(2)

そうですねー 自画自賛ですね 話す方も技術者なんですが、立場が (^-^)

「クラシック」の名称は確かにそうなんですよね、でももっと前のベータだと「レガシー」だったんです。ブツブツ言ったら少し柔らかくなりました。((+_+))

2007年09月10日 奥主 洋 URL 編集

スピーカーの方から直接コメント頂いて驚いたやら嬉しいやら(;^_^A
IIS は 3.0 からの付き合いですが、IIS 6.0 までのバージョンアップでは、なかなか痒いところに手が届かないもどかしさがありました。
IIS 7.0 は結構楽しみにしています。
「クラッシック モード」の IIS 6.0 との互換性(99%以上でしたっけ)については、残り 1% 未満の非互換がどれくらいのインパクトがあるか心配しているところではありますが...

ところで、「クラシック モード」はいっそのこと「IIS 6.0 互換モード」なんてどうですか。もちろん、冗談です(´~`ヾ)

2007年09月10日 BearCat URL 編集












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